セントアンナの奇跡
2時間40分の重厚長大の長編でありながら途中退屈せず見れた。
定年間近の黒人の郵便局員が窓口に切手を買いに来た客をドイツ製拳銃(ルガー08)で射殺した。取材した新聞記者は犯罪と縁が無い男に不審がる。
半世紀前のイタリア、トスカーナ地方での黒人部隊で従軍の回想シーンへと移る。米軍兵士が待ち構えた独軍の機関銃(MG42)になぎ倒される光景や、カラー映像の精度を落として傷つく人間を描くシーンはプライベートライアンそっくり。
ナチスSSの虐殺で両親を殺され精神に異常をきたした少年が4人の黒人兵士と行動をともにし、最後はロザリオを少年に託すがこれが半世紀後の再会の鍵となる。
村人達が教会の前で、米軍兵士が出撃の前に、捕らわれた独軍捕虜がめいめい跪いて祈りをささげるシーンはなにやら象徴的な感じが。テーマが黒人差別、戦争と人間、キリスト教、再会など輻輳してるけど、見ごたえ十分。
村人を虐殺したのはSS(親衛隊)でヘルメットや制服のマークから読み取れた。主人公にルガー08を渡した独軍将校らの国防軍とは異なる組織。
最初の場面でジョン・レグイザモ(ER12でマニアックなスタッフドクター役を演技し、女性に弱いのも今回と同じ設定)が出てきて、期待したのだがアパートから新聞を落とす場面で終わってしまった。
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